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ん!?「恐怖の有料老人ホーム」だって...

新聞を読んでいて、週刊誌の広告の見出しに、ひきつけられました。「恐怖の有料老人ホーム」…これは、一読しなければと思い、駅の売店で購入し、電車の中で読んできました。

内容は、施設職員の虐待行為、有料ホームの入居一時金等の金銭トラブル等、これまでにもよく耳にしたような、今でも耳にするような事柄が、色々と書かれていました。で、この記事を書いた方は、施設の悪いネタを必死になって取材して、それをまとめて書いて、さぞ大変だっただろうなと、同業者として、まず思いました。

私も介護保険の施設、有料老人ホーム、グループホームなど、取材してきていますし、母親もある有料ホームにお世話になっていますが、幸い、私は、これまでに、ひどい施設やひどい介護職員に遭遇したことは、ありません。多分、私に取材をさせて下さる方々、施設は、きちんと仕事をしていて、後ろめたいことがないからなのかもしれませんが。ただ、話としては、この週刊誌に書かれているようなことも、耳にします。

「施設でこんなことを言われた」「施設でこんなことをされていた」「意見を言ったら、こんな仕打ちをされた」等など。確かに話を聞いていると、「それはひどいですね」という感じなのですが、そういう状態を訴える方々の表情を見ていると、鬼のような顔をしている(ごめんなさい)ことが、少なくありません。時折、「確かに、その対応はひどいけれど、そんな顔をして文句を言われたら、相手も不愉快になるでしょ」と言いたくなることも多々あります(またしても、ごめんなさい)。

私自身も、施設ではないのですが、母が救急車で運ばれた病院の医師に、「お母さんを入院させる部屋はない」と言われた時、その医師のことを蹴飛ばそうかと思うくらい、頭にきたことがありますが、その医師にしてみれば、それなりの理由があったのだと思うし、私のその時の形相も凄まじかったのだろうと思います。

怪我をするから拘束をするという施設や病院は少なくありませんが、大かたは、怪我をしても、そちらの責任を問うようなことはしませんと一筆書いたりすれば、拘束しなくなるところもあるでしょう(ま、それでもするところもあるようですが)。とかく、施設に家族を預けると、預けたのだからといって、知らん顔をしたり、色々な注文を付けたリしがちのようですが、施設に意見を言う前に、自分でできることはするように考えることも必要でしょう。施設介護は、介護を施設に任せるのではなく、施設スタッフと家族が協力して介護をすることなのだから。

つまり、何をいいたのかというと、交通事故と同じで、100%、相手が悪いということは、あまりないということです。また虐待に関しても、確かに虐待行為をする介護職員はいるかもしれませんが、家庭介護をしていて、家で、被介護者を虐待している家族も同じようにいます。

安易に施設選びをしないために、この週刊誌のような記事も、介護者にとっては必要なのでしょうが、今、家族が施設に入居している方々が、この手の記事を、読んで、その施設やスタッフに疑いの眼差しを向けたり、マイナスイメージのことばかり考えないことを願っています。

 

 

 

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