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原子爆弾被害者養護ホームを知っていますか?

一昨日は66回目の広島原爆記念日でした。

5年ほど前になりますが、『介護福祉士の仕事完全ガイド』の取材のために、原子爆弾被害者養護ホームの介護福祉士さんにお目にかかったことがあります。いろいろな現場で働いてらっしゃる介護福祉士さんたちの声を誌面に載せたくて、伺った先の一つが、その原子爆弾被害者養護ホーム、被曝された方の特別養護老人ホームでした。

もちろん面識があったわけではありませんが、電話で連絡したところ、財団法人・広島原爆被爆者援護事業団・広島原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」さんが、快く取材を受けて下さったのです。取材当時、倉掛のぞみ園は特別養護が300床、短期入所生活介護が4症で、入所率は100%。同じ財団の施設が他にも2か所ありますが、他の施設も満床状態で、3施設合わせて約1300人の方が入所を待ってらっしゃるということでした。現在はもっと増えていると思います。

お話を聞かせて下さったのは当時の介護長と介護主任のお二人。笑顔がとても素敵な方々でした。そしてお話によれば、入所者の方々は、一般の高齢者の方とは異なり、やはり被曝された時の辛い思い出によるトラウマ、そして被曝したことによる身体的な疾患があるということでした。

施設では原爆の現実を伝えるために、入所者さんに体験をお話しいただく平和学習を行っているとのことでしたが、是非伝えたいので話したいという方、思い出すのもいやという方と二つに分かれるということでした。

沢山いいお話を伺ったのに誌面の関係で2ページほどしか載せられませんでしたが、園長さん、原田さん、本村さん、あの時は本当にありがとうございました。

それにしても、取材の時、被曝した方々のことを世の中の人たちは忘れかけているんだな、忘れて欲しくないなと感じたのですが、今、想像もしていなかった出来事で、又被曝した方々の存在が取りざたされていることに、複雑な気持ちでいます。

 

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