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尊敬する原美根子先生の旅立ち

私の尊敬する方々のお一人、原美根子先生が今月25日の明け方にご逝去されました。私立の中学校高等学校で数学の教師をなされ、定年後にフィリピンの支援活動をボランティアで立ち上げ、それから20年にわたり、フィリピンの障害者をはじめとして、経済的に貧しい人、日本人の男性との子どもを育てているシングルマザーなどの多くのフィリピンの方々の力となりました。94年と1か月のご生涯でした。

もう20年近く前になりますが、先生を取材させていただき、「婦人公論」の記事にしたことがありました。また、このHPでも先生のことを取り上げ、更に深くご紹介していくつもりでいたのですが、私の公的私的に落ち着かない時期と重なったことで、中途半端になっていました。

ここ10年は、連絡も途絶え、ご高齢で身体的にもいろいろな問題が出ていらっしゃるということは知らされていましたが、どうしていらっしゃるかと考える余裕が私に出てきたこの時期に旅立たれました。

先生は敬虔なクリスチャンで、ご葬儀は長年通われていた「練馬聖ガブリエル教会」でとり行われました。私は「通夜の祈り」だけで、本日の葬送告別式には伺えませんでしたが、昨晩、不義理をお詫びしながら、お別れをしてきました。

ミサの間、涙が止まらなかったのですが、最期に先生のお顔を拝見したところ、不謹慎な話ですが、棺に納められたお顔がなんとも可愛らしくて、笑いがこみ上げてきました。極端なお話、天国へ向かわれるのが嬉しくて仕方がないという感じでした。一緒にいた方々も笑顔笑顔笑顔。亡くなってからも人を癒すことができる先生はさすがです。それにしても、こんなに嬉しそうに眠られている方は初めてでした。(幸せそうなお顔の方は多々いらっしゃいましたが、先生はその上を行ってらっしゃるといった感じでした)

通夜の祈りには50人近くの方がいらしていましたが、私は、あれだけフィリピンで活動されたのに、ちょっと寂しい…という気持ちがぬぐい切れませんでした。でも、本日告別式に行かれた知人の報告によると、フィリピンでも同時にミサが行われたそうです。良かった。そうでなくては。

今、平均寿命、並びに平均健康寿命が延び、定年後の仕事や、生涯現役などが注目されていますが、先生はまさに定年後68歳の時にフィリピンでの活動を始められ、それから20年、ボランティアで多くの人たちを支えられました。先生の真似はとてもできませんが、こういう方がいるというだけで、高齢者、そしてこれから高齢を迎える人たちは元気づけられるのではないでしょうか?

お墓選びの終活よりも。こうした終活を考えていきたいと思います。

先生のご冥福をお祈りするとともに、ゆっくりと、このHPでも、先生の功績、人となりをお伝えできればと思っております。

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