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外出自粛は食を考える良い機会に

新型コロナウイルス、世界に比べて日本の感染は抑えられていますが、今後どうなるのか?欧米で起きていることは対岸の火事とは思えません。

カリフォルニア州のサンディエゴで毎週水曜日に高齢者の集いを主催しているYukoさんへのメールの返信には、やはりすべてが中止になっているということが書かれていました。ニューヨークやロサンゼルスのように人口が密集していない地域なので、ちょっと安心ですが。

私は家や仕事場にこもりがちな生活をしていますが、窓からから感じる今日の東京の空気は、雨上がりのせいもありお正月の時のようにすがすがしく、きれいです。遠くに富士山もくっきり見ることができます。でも、ウイルスが蔓延しているのですよね。

今、かなり前に依頼されていた原稿を書き終えました。テーマは葉酸です。葉酸はビタミンB群の一種で、妊娠時に胎児のために必要とされる栄養素というイメージが強くありますが、昨今、高齢者にとても重要な栄養素として注目されています。認知症、脳血管性疾患、骨粗しょう症の予防に効力を発揮するとされています。

母校の女子栄養大学の副学長、香川靖雄先生が中心となって、その効能、必要性をを推奨しておられますが、今回改めて見直して、その重要さを納得しました。

ただ同時に思ったことは、やっぱり食事はバランスが大切です。葉酸がいいからといって、葉酸を置く含む食品(緑の色の濃い野菜、海苔、緑茶、レバー)だけを摂っても、疾患予防・健康状態は満点にはなりません。葉酸の場合、ビタミンB6、B12、コリンなどと一緒に摂ることで、より働きが良くなります。

ところで、テレワークなどで職場や学校でも新たな働き方や習い方が見直されている今、家庭での食事も見直すのにもいい機会です。家族と暮らす人も、二人暮らしの方も、独り暮らしの人も、改めてご自身の食事を考えてみてはいかがでしょうか? 時間をかけて料理をしたり、保存食の研究をしたり、栄養面のバランスだけでなく、楽しく美味しく食物と向き合うのには、とてもよい機会になると思います。

ちなみに、先日テレビで、免疫学の先生が「免疫はたんぱく質で作られる」おっしゃった時に、「じゃあ肉をたくさん食べればいい」とリアクションした方がいましたが、ヒトの身体で免疫たんぱく質が作られるためには、たんぱく質をたくさん食べればOKというわけにはいきません。さまざまな栄養素の力が伴って免疫力は作られます。人間も栄養素も単独では何もできないのです。

 

 

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