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介護職、訪問介護員の高齢化

関東地方の1都3県(&北海道)も、明日緊急事態宣言が解除されることとなりました。と言っても、一足先に関西圏が全面解除となったことから、今日の東京の人出はかなり増えていたようでしたが。

逆に解除になっても、当分は自粛生活を続けるつもりという方は少なくありません。特に高齢者にはその傾向が強いようです。高齢者は感染率が高く、感染すると重症化しやすいということで、緊急事態宣言が発せられる前も自粛していた高齢者は多かったです。

ところで今回のコロナ禍では、医療現場が大きくクローズアップされ(当然の事と思いますが)ていますが、医療現場と同様、介護現場の方々も関係者は大変な労働と苦労をされています。人との接触など、医療現場とは異なる大変さが、介護現場にはあるのですから。

そんな介護現場の状況をSNSやブログ、ニュースなどで見聞きして、改めて感じたことの一つに、介護者の高齢化があります。家庭では、老々介護が、普通になりつつある昨今、介護現場、特に訪問介護では高齢の介護員が年々増えています。

平成30年度介護労働実態調査「事業所における介護労働実態調査」によると、訪問介護員の60歳以上の介護員は全体の39.2%となっています。前年は38.5%。徐々に増えていることになります。また、年齢別にみると、一番多い訪問介護員は65歳以上70歳未満で、14.7%。続いて、60歳以上65歳未満が14%となっています。ちなみに70歳以上は10.5%、約1割です。この傾向は、今後ますます増えてくるでしょう。

コロナ禍以前から、介護職員、特に訪問ヘルパーの高齢化は取りざたされてきましたが、ふと介護保険が始まった頃のことを思い出しました。取材で、あるヘルパーステーションの責任者の方が言っていました。「もうすぐ70歳を迎えるヘルパーさんがいるのだけれど、お願いする方としては、やっぱり心配でね。でも90歳代の方が、どうしても彼女じゃないと嫌だとおっしゃるので、その方のヘルパーだけはお願いしているの」。他にも、ある特養では、定年になった60歳の男性が仕事をしたいと応募してこられたが、夜間とか心配で任せられないから断ったということを聞いたことがありました。

それがいつの間にか、60歳代のヘルパーさんは当たり前、70歳を過ぎても介護できる方は活動してらっしゃいます。個人差があると言えば、それ迄ですが今後どうなるのか。介護保険制度など制度的なことも気になりますが、テレワークができない介護現場の人材のことがより気になります。

若い世代に期待という方は少なくありません。確かに、今も介護現場で頑張っている若い方たちは沢山いて、頼もしいのですが、介護するよりされる世代の私は若い世代に大きな負担をかけるのも……と考えてしまいます。じゃあどうすればということなんですが。

 

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